【これができたらカッコいい】こんなヒーロー像もある

あなたが描くカッコイイ男とはどんな人ですか?

男性に限らなくても良い話なのですが、今回はあえて男性に焦点をあてました。

一般的にカッコよさのでるシチュエーションとはどんな時でしょうか。

学校だったら足が速いとか、成績が良いとか。

大人になれば仕事ができるとか、気遣いができるとかですかね。

あとは「男気」感じたとき? でもこれはざっくりとし過ぎですね。

 

今回はワタシがその昔感じた、もっとライトな

「これが出来たらイイオトコ」と感じたエピソードをご紹介いたします。

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高級ホテルのバー&ラウンジでの出来事です

慣れない空間にそわそわ

ある日の仕事終わり。上司が私を含む部下十数人を、懇意にしているというホテルのバーへ連れて行ってくれました。

その名を聞けば誰もがしっているホテルです。超高級とまではいきませんが高級ホテルの部類ではないでしょうか。

地下にある広々とした空間にはグランドピアノが中央に置かれ、外国の人による演奏が奏でられていました。

はじめて体験する世界に、「ほうほうほう」と若干ソワソワしつつも、上司オススメのカクテルを飲みながら、皆の話を聞いてました。

金曜の夜というのもあって、席はほとんど埋まっています。

みたところ観光客は少なく、仕事を終えたサラリーマンが多かったです。

試練はあるとき突然に

カクテルを一杯飲み終わったころでしょうか。

ピアノの音が止まり、演奏者が立ち上がると、お酒を飲んでいたお客も拍手を送ります。

演奏をしていたのは、演奏歴40年はあろうかという西洋の男性でした。

日本語は出来ないらしく、横に立ったホテルのスタッフと思しき人がお客に向けて言いました。

「曲のリクエストはありますか?」

客の視線は演奏者に向いていました。だって一秒前まで拍手を送ってましたから。

しかし、この言葉が放たれた瞬間、その場にいた男たち全員の視線が宙をさまよいだしました。

みな一様に、口角はこそ上げているものの、自信なさげな表情を浮かべます。

「リクエストはございませんか?」

再度、穏やかな口調でホテルのスタッフが問いかけます。

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・。」

 

誰一人、声を発しません。

「やれやれ」という顔をしたのかどうか、その演奏者は着席すると、何事もなかったかのように鍵盤に指をのせピアノはBGMとなり、客席はまた歓談に戻りました。

そのときのわたしの脳内

誰がどんなリクエストをするのだろう?

「  シーン  」

あ、あれ? この場には何十人もいるというのに、誰もなにも言わないぞ?

 

じゃっ、じゃあ、わたしが!

まてまて、洋楽こそ聞いているものの、曲名がわからない。そうか、曲名なんて知ってどうなると覚えてこなかったけれど、こういう時に役に立つのだな…。

 

と、まてまて。

私の聞いてる曲はハードロックだ。この場にはそぐわないだろう。そして演奏者も知らないであろう。

いや、ハードロックの中にもメジャーな曲もあるはずだ。

ハミングすれば、演奏者が「オー、イエス!」と汲み取って演奏してくれるかもしれない。

 

と、まてまて。

私は壊滅的な音痴なのだ。きっと口ずさんだ曲と演奏される曲は別物になるであろう。

んー、でもなにか! なにかないか!

 

と、まてまて。

ここに訪れたメンバーの中で私は一番の下っ端で、オマケみたいなものだ。

そんな立場の人間がリクエストしたら、分をわきまえないデシャバリものの烙印を押されるのではなかろうか。

ここは社会人としても沈黙を守るのが正解なのに違いない。そうだ、そうだ。

「脳内思考という名の自分への言い訳」 ー 完 ー

もうちょっとガンバレ日本人

ここで、さらりとリクエストできる人がいたら。

すっごいステキじゃないかい?

少なくとも数秒は惚れてしまう。

まぁ、リクエストする曲はなんでもよいってわけではなく。

・演奏者が知っている、かつ演奏できる曲であること
・その場にあった曲であること

と条件はつくけれど。

その場にいた人たちは「お仕事ができる」人が大半だったと思います。

ただ、こういったプラスアルファ的な要素に長けていたらもっと完璧なのになぁと。

クラシックを網羅すべし、とは思いません。

そこまでいかなくても、ビートルズでも良いですし、日本のオーソドックスな曲「さくらさくら」もありだと思います(こういった曲は演奏者も抑えている可能性が高い。たぶん)。

ダメ元でもなにか発する、知識と度胸と適応力があれば、カッコイイのにな

って思ったわけです。

ヒーロー像にもいろいろある

一般的に男性には日々妄想する「ヒーロー」の自分がいると思います。

それは、ピンチの女性を救う自分であったり、仕事で大抜擢される自分だったり。

そういったヒーロー像のなかに、「スマートにリクエストできる自分」の像もひとつ置いていただきたい。

そんなシチュエーション、滅多にないかもしれませんが。

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まぁ自分も大概なんですけどね

自分ができない事は、人に望んではいけない

ということも、思いしりました。

「誰一人、リクエストできないなんて」と日本の大人にガッカリしつつ、自分だってその場に適した曲を一曲も思いつかなかったわけで。

もっと教養を深め、知識をひろげるぞ! と、あれから十数年。

あれ? あんまり当時と変わってない…。

 

あの出来事ひとつで「がっかりされた」方も心外でしょうし、仮にスマートにリクエストしたところで、それはそれでスムーズにことが運びすぎて、気持ちのひっかかりも生まれず、私もこんなことを考えなかったであろうから、なんとも言えない部分もありますが。

それでも、「これが出来たらカッコイイ」ってやっぱり思っちゃいますね。

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