【映画】スピルバーグ×メリル×トムだもん【ペンタゴン・ペーパーズ】

映画「ペンタゴン・ペーパーズ」を観ました

先に結論を言っちゃいます。

いやぁ、面白かったぁ!

※以下ネタバレあります

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弱すぎ強すぎず、やっぱり強い

夫に先立たれ、45才で突如新聞社を継ぐことになったキャサリン(メリル・ストリープ)。

会社の存続のために、株式公開に踏み切るなど考えをめぐらせるも、女性ということもあり重きを置かれません。

終始、穏やかで静かで控えめなキャサリンを演じるメリル・ストリープ。最初の登場シーン。ベッドに資料を広げたまま眠りに落ちてしまったのを、手にしたままの眼鏡が物語ります。

「いよいよメリル劇場がはじまるぞ」と良い意味で意識したのは始めの数秒で、それ以降はすんなりと作中の人物として観ることができました。

責任者という重圧に負けることなく、意志を貫いたキャサリン。

裁判の行方を知りたいと、かけつけた女性たちの眼差しと、彼女の静かな微笑みが、そこでもひとつの勝利を勝ち取ったのだと、そう思いました。

働くオトコたちの色香

大人たちが真剣に仕事に取り組む様は、いつみても引き込まれます。

ひょっとしたら、仕事を地位を財産を失うかもしれない。さらには有罪になる可能性もある。けれど今回のスクープは、記者人生を賭けるだけの意味と使命と重さがある。

その苦悩と葛藤があればこそ深みが出てきます。

スクープの公表に反対する者、賛成する者。どちらの言い分もわかります。みな、なにかにすがって生きています。それは笑うことでも軽んじられることでもなく。

絶対的な悪人とか善人とかいません。(あ、ひとりだけ「悪」と描かれている人物がいました)

 

同じ釜の飯感というのでしょうか。こういった、一丸となって取り組む「血沸き肉躍る」感じ。仕事はハードだけれど、羨ましいなぁとも思ってしまうんですよね。

 

「報道の自由を守りたいのなら報道することだ」

トム・ハンクスの色気を感じずにはいられない本作品。

ファンの人は絶対観に行くべきでしょう。

輪転機のシーンてワクワクしちゃうよね

新聞紙が印刷される輪転機のシーン。あのワクワク感たら異常です。

タララララーッと昇り龍のごとく、レールにのって上部に送り込まれる新聞紙。その工場内もなんだかシャレてるんですよ。

文字盤が組み合わさり構成される紙面は、デジタルに慣れてしまった今の目に新鮮に映ります。活版印刷が、かもし出す味ってありますよね。

真っ白な紙面に、インクという黒い粒子が乗り、文字をかたどり意味をなす。そうして出来たものが人々の目に触れ、革命を起こす。

文字の力は凄まじい。正確には「ペンの力」、なのかな。

「会って、声に出して、伝える」って大事

「ケイ(キャサリン)にとってこの決断はとてつもなく大きいものなのよ」と妻から言われたベン(トム・ハンクス)は、直接キャサリンのところに行き、「あなたの決断の大きさに気づいた」と伝えます。

これがキャサリンにとって、どれだけの励みになったことか。

「わかってくれている人がいる」って人間にとって、とても大きいです。

常にひとのことを慮ることはできないけれど、やはり口に出さないかぎり伝わらないことはあります。

豪邸ばかりでした

作中に出てくる家は、豪華な邸宅ばかりでした。まぁ、登場人物が政府の要人だったり、新聞社の創業者の家だったりなので、豪邸で当たり前なんですけどね。

ベンの家もなかなかの大きさです。

向こうのドラマや映画を観ていると、緊急事態が起きると社の人間たちを自宅に呼び寄せ、そこを臨時仕事場として使い始めることがままあります。

あれって、広さがあればこそだよなぁ、と。 あとは家族の理解と常日頃の掃除も必要ですね。

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やっぱりスピルバーグってすごい監督なんだな

スピルバーグ監督って第一線に居続けて何年になるのでしょう。

「魅せる」才能は健在です。

路面販売に新聞を買い求めた3人がその場で新聞を読み始めると、ブワワワワっと新聞紙が風に吹かれ舞いあがるところとかね、好きです。

 

あまり大きな声では言えませんが、当時の情勢に詳しくなくても、この映画は楽しめます。

勉強してから観に行こうなんて思っているうちにロードショーが終わってしまうかもしれません。

気になった人は映画館へゴー!! ですよ!

おまけ

新聞を配達するのに、束ねたブロック状の新聞紙を雨に濡れた路面にドサっと、トラックからポイポイ置いていく描写は海外っぽいなぁと思いました。

あとは、序盤に若手社員に「タイムズのシーハンの動きを探ってこい」と指令がくだるところ。ああいうのって自分だったら出来るのだろうか? とかですね。

映画観ながらいろいろ想像しています。

で、「このセリフいいな」ってところがあったのですが見事に忘れてしまいました。

ブログに書くために覚えておかなきゃ! と思うとそれ以降、映画への集中力が落ちるので、忘れたら忘れたで覚えていられたら書こう、というスタイルにするしかなさそうです。

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