「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」シーズン6の感想【Netflixドラマ】

シーズン6が到着しました

Netflixオリジナルドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」。

新着エピソードのシーズン6全13話の感想をまとめました。

この感想をお読みになる方はすでに鑑賞後だと思われますので、ストーリーについては省きます。

(正直なところ、固有名詞を正確に覚えてないのと途中ながら見してたりもするので)

なので、要所要所の感想をざっくりと述べていきます。以下ネタバレありです。

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シーズン5の内容がうろ覚え…

待ちに待ったシーズン6。「さささ、気になる続きを」と視聴を開始したものの、あ、あれ?

前シーズン(シーズン5)の記憶が抜けてることに気が付きました。

ピスカテラって誰に殺されたんだっけ? とか、誰が看守を拘束して誰が逃がしてあげたんだっけ??

とかですね。大事なポイントを忘れてる…。

かといってシーズン5を見返すのもおっくうなので、新シーズンを見てれば思い出せるだろうと判断し最後まで突っ切りました。

暴動の犯人捜し

暴動の首謀者、そしてピスカテラを殺したのはだれなのかを突き止めるためFBIによる聴取がはじまるわけですが、虚偽の報告をする者、保身に走る者と「みんなはひとりのために!」とはなりませんでしたね。

刑期の増減をチラつかせられたら気持ちもグラつくし、そもそも「〇〇だったことにしよう」といった囚人同士の口裏合わせはどうしたって無理があるし、ほころびが生じます。

では、真実をすべて話せばピスカテラ殺害の容疑が晴れるかと思いきやそれも難しい。

真相よりも「それらしき犯人」を見つけて犯人の枠にあてはめればオッケーといった流れでしたしね。

でも真犯人はほかにいるわけで、次シーズンにはなにかしらの動きがあるでしょう。(あってほしい!)

新キャラが出るも怖さのインフレか

対立する姉妹。キャロルとバーブ

うーん。なんでしょう。

シーズン6の序盤こそ「移送されてきたこの刑務所は最悪だ。前の方が良かった」といった空気が伝わってくるのですが、話が進むうちに「れれ?そこまで悲惨か?」といった印象に。

設備の不潔さや人間の油断ならなさは相変わらずなんですが、主人公のパイパー含め(視聴者も)みな刑務所暮らしの経験値が上がってしまっている分、そんな彼女たちを委縮させるにはなんだか物足らなく感じてしまいました。(看守による囚人への暴力は今回の刑務所のほうがヒドイですが)

今シーズンの物語の柱のひとつである姉妹もさほど怖さを感じず。それぞれCブロックとDブロックでボス的ポジションに付き、いがみ合って「Cブロックのやつが!」とか「Dブロックに報復だ!」の繰り返し。

緊張感が走るシーンもあるものの「ひょっとしてこの姉妹。裏で手を組み、互いを仮想敵国とすることで自分の座を安泰にしているのでは?」と勘ぐってしまうほどのぬるさであまりヒリヒリとしたものはなかったです。

とはいえ最後は刺し違えてましたので、それなりの敵意はあったということですね。

それにしてもフリーダに裏切られてから何年たってるんでしょう。「24年まえにやり損ねたことをやるよ」といったセリフがありましたがフリーダに裏切られた時から24年経ったのだとしたら、見た目の年数が合わないような。

二人がそれぞれ自分の鉄板ネタだと思っていたエピソードがまんま他人のものだとわかるシーンは、なんとも物悲しく「そうきたか」と姉妹の薄っぺらさと奇妙さをえぐり出しましたね。

ところでふたりの罪状ですが妹の殺人「未遂」ですよね?

だとすると妹は湖面に沈みゆく車内で窓のハンドルをクルクルとまわし(昔の車は手動で窓が開きました)、窓から脱出できたのかなと思ったのですがどうなんでしょうか。

それとも直接手を下したのではない限り「未遂」になるとか? はて?

観ていて痛々しいバディソン

「あんなんだから誰もついてこない」とバッサリ言い切られる新キャラのバディゾン。

小心者なのに虚勢を張って悪者ぶるさまは、観ていて非常に痛々しい。

自信がなく考えが浅く周りから好かれない。そんな自分をどこかでわかっているけれどどうにもならない葛藤が人への嫌がらせにつながるのかな。

嫌われることでアイデンティティを保っているようにも見えますが、それって生き方としてはシンドイですよ。あのアレックスでさえシーズン1で「こんな女たちと過ごさねばならないなんて」といいつつ「私はみんなから嫌われている」とニッキーに吐露してましたからね。

周りの人間すべてから好かれようなんて思わずに、はじめはだれか一人との信頼を築ければ、そこから徐々に広がっていくんじゃないかって思いますが、ドラマの本筋とは関係ないので割愛。

人間の多面性が描かれるドラマなので、ペンサタッキーみたいに印象が良くなるエピソードが今後あるかもしれません。でもまぁ実際のところ今シーズンだけでお腹いっぱいかも。

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安定のうざったさ、パイパー

今回は暴動後に移送された刑務所でキックベースを開催するために署名活動をはじめるパイパー。

あああ、またも目立つことをして。と、思いましたがまぁ主人公ですからね。おとなしくしていたらドラマになりません。

うざったいと表現しましたが、これ誉め言葉でもあるんですよ。

パイパーは「人からどう思われるか」を気にして行動するタイプではなく、自分がやってみたいから、みなの為になるからと行動に起こせる人なんですよね。

そこんところは素直にすごいなと思います。

 

そして相変わらず脇が甘い。自分の刑期がもうすぐ終わるとか言っちゃダメでしょ。そんなの常識でしょ。ってホントのところ知りませんが刑期の長い受刑者は「失うものはなにもない」状況なわけで、出所を妨害してくれと言ってるようなものなのでは。実際そうされてましたけども。

最終的にはパイパーの「アタシの考えた最高の身を守る作戦」が変化球となり早期出所できたので結果オーライでしたが。でも、看守がPCでちょいっとデータをいじってしまえばそれが通ってしまうなんてチェック体制がざるですね。

カプール&フィゲロア

全シーズン通して、この大人のカップルがなんとも言えず良いです。

かつてはバンドマンをしていたカプールが不本意ながら刑務所の所長となった経緯とか、それでもその環境で囚人のために奔走したり必死に耳を傾けたりとか。

人生の悲哀を感じさせずにはいられない人物です。

そして強くて落ち着きのあるフィゲロア。100%善人とは言えませんが、従来にない独特な大人の女性の魅力があります。

いちゃついたときの笑ったフィゲロアさん、かわいかったですね。

このふたり、フィナーレを迎える時にはどうなっているのか楽しみ。

ほかいろいろ

ニッキーは魅力的だし、ローナをみるとなぜかホッとしたりして。やっぱり愛着があるのは初期メンバーかな。

ルスチェックはどんどん憎めない人間になってます。

レクリエーションのときのグロリアのサルサ。ああいった自国の踊りとかって踊れるといいですね。(あれ日本人だったら盆踊り?)

レッドは念願の息子と孫との面会だったのに…。確か刑務所に入った理由も怒りのコントロールが効かずに起こしてしまった事件でしたっけ。

MCCの幹部のリンダは無事に?出れて良かったですね。

まとめ

今シーズンは過去の回想シーンが少なったような気がしました。

新しい看守の面々をみるとアメリカって役者の層が厚くて、役柄ぴったりな役者をキャスティングしますよね。

基本的に刑務所内でのドラマなので、はなしの広がりが限定的なのも仕方なく前シーズンの暴動とくらべると少しトーンダウンした感もありますが、それでもつぎつぎと予想できない展開はさすがです。

一気に13話をアップさせるスタイルはネット配信ならではですね。

最後に。シーズン5の復習は必要だったなと思いました。

あと食前もしくは食事中の視聴はオススメしません。

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