月9「SUITS/スーツ」第1話。本家視聴済みの視点から感想を

日本版「スーツ」がはじまりました

本家アメリカ版を観た後ではフラットな目線で観ることは無理でした。まっさらな状態で観たらまた評価も違ったかもしれません。

おおむね本家を観たことがない人には好評で、本家を観たことある派には不評のようですね。

当ブログは「本家を観たことある派」の感想となります。「スーツ、最高に面白かった」という方は読むのはお控えくださいませ。

やっぱり比較してしまう

さて。

全般的に高級感がナイヨー( ノД`)

事務所の内装もあか抜けないし(特に甲斐の個室)、甲斐(織田)の自宅もオシャレとは言えず。

テナント料や家賃の高い東京では、あれぐらいがリアルなのかもしれないけれど、もうちょっと夢を見させてほしかった!!

せっかくのドラマなのだから「これぞTOKYOの弁護士事務所やで!」と、スタイリッシュな空間を堪能したかったです。

 

肝心のストーリーはなんだかテンポが悪くて、常時流れる音楽がいかにも日本のドラマっぽい。

 

織田さんのボディランゲージ付きの演技はコミカルに見えてしまい、デキる男にもモテる男にも見えず。

そもそも本家のハーヴィってもっとポーカーフェイスじゃなかったっけ?

 

ジェシカの派手派手衣装は再現されてましたが肉厚感がない分、ちょっと迫力に欠けました。

鈴木保奈美さん、すごくおキレイですがキレイ過ぎて「キレイ」がノイズに。

 

鈴木(中島)が運び屋をしているシーンはマトリックスのエージェントかと。

黒スーツに黒ネクタイ、サングラスとアタッシュケースで一気にチープさ倍増。

 

1話の段階では、日本版に軍配があがる箇所が見つからず…。

なんかダメ出しばかりで申し訳ない。

突っ込みどころが・・・

実在する人間になりすますってのが日本版のオリジナル要素ですかね。

しかし、真実味をつけるためとはいえ海外にまで行かせるとは、抜かりないと思える反面、そこまでして雇いたいアソシエイトなのかと疑問が。この子を雇うのにどんだけ資金を投入してんのよと。

アソシエイトを雇うのを止めたとき、手切れ金としておばあさんの入院費等にと小切手切ってたけど一千万円て!

ここら辺の大盤振る舞いは大手弁護士事務所にとってはお気軽に出せる額なのだろうか??

そのくせ「これで買ってこい」と若者に渡したスーツ代が少額で、なんだか世界観がチグハグしてますよー。

こういったディティールを丁寧に積み重ねてこそ「それっぽく」なるのではないかと思うのですが。

鈴木が住んでいた引っ越し前の部屋もこざっぱりとしていて悲壮感をさほど感じなかったので、もっとギリギリの生活感がある部屋のほうがギャップが出て良かった気がします。

 

今回の相手方の弁護士の息子が替え玉受験していたという駆け引きの材料も「さすが!」というより、セコイ。(まぁ、この辺は本家も人の弱みを握ってなんぼ的要素がありますが)

外野からの勝手な希望ですが

全般的にアメリカ版をなぞっていくので精いっぱいといった印象を受けました。

日本の制作陣が作るにあたって、もっと盛り込めるセリフとか見せ方があったのではないかと。

ホテルでアソシエイトの面接のときの鈴木の超人的記憶力がわかるシーンとか、アイディア出して練られたシーンだったら印象的かつ、甲斐が鈴木を是非とも雇たいとう気持ちに共感できたかも。

 

ここで話が多少それますが・・・。

たとえばこの本。男の服装術について徹底解説されています。

服装にまつわる格言ぽいこととか、スーツ以外にも靴、ネクタイ、ワイシャツにいたるまで網羅されてます。

ベースにこういった下地があるかないかで脚本や演出や美術の奥行きが違ってくるのではないかと。法曹関係の本については言わずもがな。(資料はたくさん読み込まれていると思うので余計なお世話かと思いますが)

 

土壌が豊かなほうが良い作物が育つように、作り手には知の結集とその料理を期待したいのです。

 

背伸びした世界を魅せてくれるのもテレビドラマのもつ良さだと思うんですよね。

まぁ、多くの人間が携わるドラマ製作はいろんな事情もあるでしょうし、すべてのドラマに対してマックスの情熱を出せるものでもないのかもしれないと、推測してしまったりもしますが。

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2話からはどうなるか

ドナ役は今後聡明になっていくのか。

ルイス役はハーヴィ役に対する愛と憎悪と嫉妬を表現できるのか。またそういったエピソードはあるのか。

このまま本家アメリカ版のあらすじをなぞったまま最終話まで行ってしまうのか。

 

せっかく本家から「ローカライズしてよい」とのお許しがでているのだから、本家に怒られないようにではなく、本家を唸らせるような作品になればいいなーと思っています。

 

あ!「カメラを止めるな」の監督役の方が出演されてましたね。ちょっと声が籠ってたけど。

マイク役の子があっさり目なので織田さんの濃さが中和されてて良かったです。

最終話まで完走できるか否か。2話を観て決めようと思います。

それでは!

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